子犬を受け入れて、飼い主が行う事務的な作業は、
【血統証の名義変更、JKC入会、保険加入、マイクロチップ埋め込みの有無…】等
ざっと思い出してみてもこれくらいはある。
その中でも今回は、JKC入会申込書の中にもチラシが入っていた
マイクロチップ埋め込みについて、
”動物愛護管理法HP▼▼”
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html
を引用しながら、”マイクロチップとは”を詳しく書いていこう。
▲JKC写真付き会員証発行のため、撮った中の1枚。
*目次*
そもそもマイクロチップとは?
- マイクロチップは、直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。
- それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
- 動物の安全で確実な個体識別(身元証明)の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われています。
- わが国でも、近年犬や猫などのペットを中心として利用者が急増しています。
そのメリットは??
- 迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります。 ※リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、動物病院などに配備されています。
埋め込み方とその費用は??
- 通常の注射針より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。正常な状態であれば、体内で移動することはほとんどありません。
- 痛みは普通の注射と同じくらいといわれており、鎮静剤や麻酔薬などは通常は必要ありません。
- 埋込場所は、動物の種類によって異なりますが、犬や猫の場合では、背側頚部(首の後ろ)皮下が一般的です。
- 犬は生後2週齢、ねこは生後4週齢頃から埋込みができるといわれています。
- 費用は、動物の種類や動物病院によって異なりますが、犬やねこの場合では、装着料5,000円〜10,000円です。
- マイクロチップの埋込みは、獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。詳しくは、お近くの動物病院にご相談ください。
その後のメンテナンスは??
- 一度体内に埋込むと、脱落したり、消失することはほとんどなく、データが書きかえられることもないため確実な証明になります。
- リーダーから発信される電波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できます。
- 過度な痛みや負担を与えないので、ほ乳類、鳥類、は虫類(カメ・へびなど)、両生類(カエルなど)、魚類など、ほとんどの動物に使用できます。
- これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はありません。
飼い主情報の登録は??
- 飼い主の情報登録料は装着料とは別に1,000円かかる。
- マイクロチップの番号と飼い主の名前、住所、連絡先などのデータを、飼い主が「動物ID普及推進会議(AIPO)」のデータベースに登録します。※登録料は1,000円です。
- 特定動物(危険な動物)や特定外来生物を飼う場合には、別途、特定動物の場合はお住まいの都道府県又は政令市に、特定外来生物の場合はお近くの地方環境事務所にマイクロチップの番号などを報告する必要があります。
総合すると??
- 動物病院で装着料5,000円〜10,000円+飼い主登録料1,000円を動物病院で払うことになる。
- 動物愛護管理法では、犬やねこなどの動物の所有者は、自分の所有であることを明らかにするために、マイクロチップの装着等を行うべき旨が定められています。
- 特定動物(危険な動物)や特定外来生物を飼う場合には、マイクロチップの埋込みが義務づけられています。
特定動物(危険な動物)の飼養または保管の許可について- 犬やねこを海外から日本に持ち込む場合には、マイクロチップなどで確実に個体識別をしておく必要があります。また、海外に連れて行くときには、マイクロチップが埋め込まれていないと持ち込めない国があります。
引用元▶マイクロチップをいれていますか? [動物の愛護と適切な管理]
まとめ
ここまでをまとめると、合計10,000円弱で、
緊急時の最も有力な身元証明書となる
マイクロチップの装着はかなりメリットがありそうだ。
だが実際、周りに装着している人は
少ないのではないだろうか。
わたし自身、周りに装着している方がいなかったため、
実際どうなの…?
緊急時に本当に役に立つの?
身体に害はないの?、
皆さんは普通に埋め込んでいるの?
などの、リアルな情報が当時は入って来なかった。
そのため、愛犬には装着していない。
だが、この記事を書いてて、またしっかり動物愛護管理法のHPを読んでみて、
実際に装着している方からも情報をいただけて、今からでも遅くはないと思った。
加えて、ここ数回発生した大きめな地震で、
普段自宅で外している首輪や鑑札を取りに行く余裕は無いとも改めて感じた。
もし装着で迷っているなら、また、普段(自宅)などでは鑑札を装着させないというなら、一度、動物愛護管理法のHPにも目を通してみるのもいいのではないだろうか。
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