*目次*
「私の愛犬、どうしてこんなにフケがでるんだろう…」と思ったら
DobermanName:Ash(♂・4歳)Owner:K様
まずは以下をCHECKして下さい。
A群
・皮膚が乾燥し、皮膚の表面の角質がはがれている。
・細かい、パラパラとしたフケ。
・爪で掻くと細かい白いフケがたくさん出る
B群
・皮膚や被毛がベタついてあぶらっぽい。
・体臭がキツくなった
・赤みや湿疹、かゆみをおこすことがある。
・かさぶたのような黄色っぽい大きめのフケがでる。
A群、B群どちらがより当てはまりましたか?
A群は乾性脂漏症、B群は油性脂漏症という、
たくさんフケがでる皮膚病の一つです。
ドーベルマンに最も多く見られるのはA群の乾性タイプです。
主な脂漏症の原因は6つ。
1:ドックフードによる影響。
2:嘔吐や下痢を頻繁におこし、十分な栄養が吸収できてない
3:ビタミン(特に亜鉛、銅、ビタミンA)が足りてない
4:何かしらアレルギーを持っている
5:ホルモンバランスが崩れている
6:寄生虫、真菌が感染している
この6つが主な脂漏症の原因と言われています。
脂漏症には、必須脂肪酸(オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸)、ビタミン類をバランスよく配合しているビルバック (Virbac) 犬猫用 オメガダーム 4mlx28包などで効率よくビタミンを補ったり、抗脂漏シャンプー【ビルバック犬猫用 セボダーム乾性脂漏症シャンプー】を使用するという方法もありますが、以下では、実際に私の愛犬(ドーベルマン♀・当時生後7〜8ヶ月)を例に、克服の流れを具体的ご紹介致します。
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「トップコート」には皮膚、毛並の深みのある輝きを保つハーブが配合されています。またアレルギーへの抵抗力をつけるハーブや冷却・鎮静・浄化に優れたハーブの力で、年間を通し毛並、皮膚を最良の状態に整えます。
わたしの愛犬は、生後7〜8ヶ月前後くらいから
・首から背中にかけてフケ増加、
・動物病院でシャンプーしてもらっても、迎えに行ったその時から既にフケ発生、
・爪で軽くこすっただけで細かいフケがたくさん出る。
・フケが気になりだした後、背中の皮膚・被毛がまるで毛羽立ったように荒れだした。
【当時の写真↓】
背中の皮膚・被毛の荒れが目立ちだした頃の写真です。はじめは「フケが多い犬種だな〜」と楽観視していました。しかしその後皮膚・被毛がまるで毛羽立ったように荒れだしました。光で加工した写真しか残ってなかったのですが、それでもごまかしきれないほど背中は荒れています。フケまでは写っていませんが、フケも目立っていました。
この頃の食事はドライタイプのドッグフードをメインに、ヨーグルト、茹でた肉類、野菜などをトッピングし与えていました。動物病院が行なっているトリミング&シャンプーにも月に1〜2回の頻度で通っていました。※薬用シャンプーを試してもらいましたが、愛犬には刺激が強すぎたのか、一層皮膚の調子は崩れました。
【こちらは現在の写真↓】
荒れていた背中は良くなり、フケもでていません。(ロゴ記載以外写真加工は一切行なっていません。)
実際に取り組んだ7つのこと
皮膚・被毛が荒れだしてからすぐに行なったことを、順番に記載致します。
1:ドッグフードの大袋を買うのをやめました。
まずはじめにフードの酸化状態を見直しました。どんなに品質の良い高価なドッグフードでも、一度封をあけると酸化がはじまり数日で低レベルのフードに早変わりしてしまいます。小袋をたくさん買うことにしました。(メーカー記載は控えますが、与えていたものは、少し高価な人気の自然派系フードでした。)
2:口コミも◎犬のフケ対策、王道シャンプーを買いました。
●APDC ティーツリーシャンプー&コンディショナーセット 500ml (★★★★★)
ポイント:◎ティーツリーを配合したシャンプー
●ゾイック (ZOIC) 薬用シャンプー (★★★★☆)
ポイント:◎フケ・カユミなどの皮膚トラブルを改善する薬用シャンプー。繰り返し使用しても被毛の黄ばみもなく薬用のコンディショナーとペアでご使用いただくことで、被毛のコンディションをアップ。皮膚の健康な状態へ近づけます。コンディショナーは保湿効果 静電気防止、毛玉の防止、皮膚のモイスチャーバランスを整えます。
●プロフェム スキンケア シリーズ (★★★☆☆)
ポイント:犬猫の皮膚科学から生まれたスキンケア 正常な皮膚の状態を維持しながら豊かな潤いを与え、皮膚トラブルの起こりにくい、健康で美しい皮膚を保ちます。様々な原因で起こる乾燥肌にも、豊富な潤いを与えることによって、乾燥肌によるカユミなどの刺激を和らげ、正常な皮膚の状態に整えます。さらに加水分解ローヤルゼリータンパクを新配合することにより、非常に敏感なお肌、目や耳にも優しい商品へと進化しています。コンディショナー、専用泡たてボトルも合わせてご使用ください。
この3つは乾燥肌・敏感肌対策シャンプーとしては評判も良く、その中でも口コミ評判が高いのはAPDC ティーツリーシャンプー次にゾイック (ZOIC) 薬用シャンプー 、プロフェム と続きますが、私の愛犬はこの3つを試した中ではプロフェム スキンケア シリーズ が一番合いました。
※私の愛犬には強すぎて合わなかったのですが、抗脂漏シャンプー【ビルバック犬猫用 セボダーム乾性脂漏症シャンプー】を使用するという方法もあります。
(皮膚・被毛が荒れだしてからは自宅でシャンプーするようになりました。)
【フケをなるべく抑えるシャンプーのコツ】
●シャンプー、リンスは必ずお湯でかなり薄めながら使うこと。液体をそのまま背中にプッシュしたり、手にとって皮膚に直に付けたりするとフケが出やすくなります。
●お湯の温度は夏は35℃、冬は37〜38℃が最もフケが出にくい温度です。
●必ずドライヤーで乾かす
【愛犬の場合】
シャンプーが適切に薄まってなかったり、39℃のお湯で洗うと、背中が治った現在でも、すぐにたくさんのフケが出ます。
3:ビタミン補給と免疫力向上のため、ヤギミルクを与えました。
ポイント:◎ヤギは牛に比べ、雑草・木の葉や樹皮・低木等も食べるので乳に含まれる成分は多種多様の微量元素・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれている。 ヤギミルクの成分の中で消化を助ける成分も含むため、吸収が早く病気になりにくくなり、自己免疫力が向上すると言われています。
ヤギミルク以外にも、必須脂肪酸(オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸)、ビタミン類をバランスよく配合しているビルバック (Virbac) 犬猫用 オメガダーム 4mlx28包なども皮膚疾患にはとてもおすすめです。
4:1日の水分摂取量を見直しました
犬も水を飲む量が少ないと肌はカサつきます。皮膚の水分量が減ると、 ダニや細菌による皮膚病が増えると言われています。(水分不足は膀胱炎にも影響します。膀胱炎にかかりやすいワンちゃんは一般に水分量が足りていない傾向があります)
●ドーベルマンの1日に必要な水分摂取量およそ1040mℓ〜1560mℓ前後。
(ドーベルマン体重20kg〜30kgの場合)
●体重20kgの犬の1日に必要な水分摂取量1040mℓ、体重30kgの犬の1日に必要な水分摂取量1560mℓを目安にして、体重によって必要量を増減してください。
(体重15kg場合は1日に必要な水分摂取量およそ838mℓ)
●1日に必要な水分摂取量には、ウェットフードなど食べ物からとっている水分量も含まれます。
●おおまかな1日の水分摂取量の計算式は【体重×0,05】です。
【愛犬の場合】
水をあまり飲んでいませんでした。飲みたくないんだろうなと、そんなに気にしていませんでしたが、適正量だけは必ず飲ませることにしました。水だけで飲まない場合、お肉の茹で汁を少し足し与えました。
5:フロントラインの使用頻度見直しました。
1ヶ月に1回の投与から、2ヶ月おきに1回に変更しました。
愛犬の場合、
●投与した月には大量にフケが出て、
●投与しない月にはフケが抑えられることがわかりました。
現在でもそれは全く同じです。皮膚が落ち着いた今はフロントラインを投与しない月には、病院から勧められたノミ・ダニ対策自然派シャンプーカモス バクテレスフォーソスN本体敏感肌ノミダニを使用しています。※最近はプロフェムシャンプーよりこちらをメインに使用しています。
まずはここまで
1〜4(5)までで、愛犬の皮膚・被毛の悪化、フケの量は著しく落ち着きました。恐らく多くのワンちゃんがまずはここまでで、なにかしら改善がみられるのではないでしょうか。
6:ドッグフードの変更、又は自然食への変更を考え始めました。
小さい範囲ですが、部分的に脱毛がおこりはじめました。
【愛犬の場合】
皮膚・被毛の悪化速度やフケの量は落ちついたものの、現状維持〜ゆっくり進行という感じでした。
●ドッグフードのメーカーを替えるか、
●自然食へ切り替えてみるか、
●ドッグフードと自然食交互に与えるか、
●まず先に血液検査から行なうか、
を考え始めました。
7:完全自然食への切り替えを決断しました
血液検査の結果を待ったり、他メーカーの自然派フードを色々試すよりも、脱毛した部分が狭く、皮膚がまだ白いうちに早々に手を打とうと決めました。
完全に自然食に切り替えてからの皮膚の状態は一気に改善に向かいました。
【自然食へ切り替えてから1〜2ヶ月後の写真↓】
フケ減少、毛羽立ったような皮膚・被毛は落ち着き、
嘔吐・下痢も格段に減って、食欲もかなり増しました。
【愛犬は現在も自然食です。】
●ご飯:茹でたお肉(牛、豚、鶏、ラム、時々魚など):野菜、
●およそ、3:6:1くらいの比率で与えます。
●味付けは少量の塩をひとつまみ程度。人の1/3程度の塩分量で味付けします。
●目ヤニが多いなと思ったらお肉の比率を8くらいまで上げます。
☆自然食へ切り替えると、なぜか味付けを一切しない人が多く見受けられます。ワンちゃんも適量の塩分は必要です。
☆ワンちゃんの白っぽい目ヤニは動物性蛋白質が不足している時に出やすくなる傾向があります。特に目にトラブルなどがない場合、お肉の量を増やしてみると良いです。
☆天然食材エビオスビール酵母 をふりかけのように与えたり、お肉を茹でるときに入れたりしています。ビール酵母 は代謝を促進するため、食欲減退時に与えると食欲増進に効果があります。
他のドーベルマンの場合は?
わたしの愛犬の場合は、脱毛が気になりだしたのですぐに自然食へ切り替えることに決めましたが、はじめにドッグフードを見直しだけで改善されたドーベルマンオーナー様も、もちろんいます。
当サイトでも写真を掲載しているドーベルマン
【NANAちゃんの場合】
●オメガ3オイル 、●フィッシュ4ドッグ(Fish 4 Dogs) コンプリートフード ファイネスト サーモン 小粒 1.5kg ●C-DERM パピー&アレルギー シャンプー
これでだいぶマシになったとのこと。
【Graceちゃんの場合】
●ブラックウッド 3000 与えているとのことです。
【NANAKO様、himawari様、情報提供ありがとうございました(*^^*)】
フィッシュ4ドッグ(Fish 4 Dogs サーモン 小粒 1.5kg は有名ですね。わたしも何度か勧められたことがあります。
その他にも【皮膚・被毛トラブル対策でよく名前が上がるメーカー】は
などでしょうか。
(この他にも、もっと良いフード有るよ〜!こんな商品良かったよ〜!という情報をお持ちのドベオーナー様、是非コメント欄にてお教えください(*^^*)記事に追記させていただきます。)
最後に
現在の愛犬の体重は33kg。よく食べ、健康的な毛並を維持できています。
週に2,3日は市販の普通のドッグフードも食べれるようになりました。
皆様の愛犬の皮膚・被毛トラブル対策として
参考として頂ければ幸いです。
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内側から整える。「トップコート」には皮膚、毛並の深みのある輝きを保つハーブが配合されています。またアレルギーへの抵抗力をつけるハーブや冷却・鎮静・浄化に優れたハーブの力で、年間を通し毛並、皮膚を最良の状態に整えます。
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