化血研と狂犬病ワクチン
インフルエンザ・4種混合・日本脳炎・肝炎、そして狂犬病ワクチンで、
大きなシェアを持つ「化血研」という大手製薬会社の不正が明らかとなった。
国内、狂犬病ワクチンの製造、販売率100%である【化血研】
その製造に関する書類、添付文書などのURLは以下となる
商品名:乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン
販売元:化血研
軽度の副反応:軽症の局所の痛み、紅斑、腫脹及び掻痒、時に全身反応(不快感、全身性の痛みと頭痛)
重篤な副反応:アレルギー反応(アナフィラキシー症状等)頻度;極めて稀
摂取禁忌者:ゼラチンやワクチンに対する重度のアレルギーがある人など
※掲載内容は全てではありません。
「常軌を逸した隠蔽」
査察で見せるための偽の製造記録はゴシック体で、
実際の製造記録は明朝体で書類を二重に作成し、区別できるようにしていた。
不正製造による記録のページ数には「2・5」などと小数を加え、査察の時にはそのページを抜き取っていた。
偽の製造記録などは過去の分も書き直し、かつての上司の承認欄には筆跡が似ている社員にサインをさせたり、紙に紫外線をあてて変色させ古くみせかけたりもしていた。
調査に備え、国の承認書に沿った想定問答集をつくり予行演習もしていたという‥。
現時点でワクチンに関してこれら不正は確認されていないというが‥
※12月10日追記
動物のワクチンでも不正が確認された。
化血研は動物用ワクチン、病気診断薬合計48種を製造。
このうち30種に対し菌の汚染状態を確認する工程を省略する
などの不正が明らかとなった。
狂犬病ワクチンは化血研が国内シェアを独占している。
来年2016年の狂犬病ワクチンの接種はどうなるのだろうか‥
今後の動向を見守る必要があるだろう。
※12月26日追記
化血研より、狂犬病ワクチンの安全性について
以下の文書が公開された。
資料画像元▶http://file:///Users/sapphire0119/Desktop/20151215.pdf
安全性に問題はないと言及されているが、
動物病院では自主的に使用を控えているところも多いようだ。
2016年度のワクチンの数不足の懸念もあるため、
まずは掛かり付けの病院に、
問い合わせておくのが一番だろう。
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