*目次*
- 愛犬の問題行動と心のケア
- 犬の問題行動を予防する最善策
- 1:不安からくる行動(逃げる、隠れる、吠える、破壊、攻撃、唸る)
- 2:無駄吠え
- 3:常同障害(尾追い、尾かじり、ペーシング、実際にはいないハエ追い、空気噛み、自傷行動)
- 4:不適切な排泄
- 5:感心を求める行動
- 6:食糞
- 7:ブランケットサッキング
- 8:異嗜
愛犬の問題行動と心のケア
・飼い主を悩ませる【問題行動】には愛犬たちの心の叫びが隠れていることがあります。これらの治療には環境の変更、行動修正治療、薬物療法、ホルモン治療などがありますが、最も重要な治療法は【環境の変更】です。
・一見単純なことようにも感じますが、根本的に最も重要なことで、それが行われないと他の治療をいくら行っても全く改善できないということが多々あります。
・ドーベルマンには【ブランケットサッキング】という自らの脇腹や毛布などを執拗に吸い続ける、という、あまり聞き慣れない自己刺激(けん部吸い)行動をとることが知られています。遺伝的要因も無関係とは言えませんが、わたし達飼い主が出来ること、犬の心のケアに着目し対策をとることでその多くが緩和できることも事実です。
・またこれからまとめる問題行動、つまり心のケアを必要とする問題行動を繰り返している犬の場合、全く関係ないことのように思うかもしれませんが、ヒゲカットは控えることをおすすめいたします。老犬のヒゲをカットすることによって、ふらついたり、平衡感覚が失われ、ストレスが一層溜まることは研究で明らかとなっています。どうしても犬のヒゲをカットしたい場合、心身ともに健康であるときだけに留めることをおすすめします。
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