DobermanName(right):Sena(♂・11m/o) Owner:EternalPeach様
一般的に【怖そう…】というイメージがあるにもかかわらず、ドーベルマンという犬種に魅力を感じる賛美者は世界中に存在している。もはや“中毒的”とも呼べる魅力を持つドーベルマンの驚異的な発展と改革をみてみよう。
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米国におけるドーベルマンの爆発的発展
DobermanName:Masamune(♂・1y/o) Owner:saorin様
1973年、アメリカのドーベルマン登録頭数はおよそ30,000頭ほどだった。しかし、それが1〜2年で、登録頭数70,000頭を超える爆発的な増加を成し遂げた。当時、断耳断尾を行う犬種でここまで大成した犬種は他にいない。
それ以降、ドーベルマンは、巨大大国アメリカで人気犬種ランキング上位に君臨し続け、現在では誰もが知るポピュラーな犬種として認知されている。
日本におけるドーベルマンの高水準の維持
かつて、日本のドーベルマンは、あまりに小ぶりで、いかに大型化させるかが重要な課題だった。当時の日本の繁殖家らは、米国で大成したドーベルマンの影響を受け、原産地ドイツにこだわって輸入を行うよりも、アメリカから輸入するほうが多くの利点があると考えた。
そして、今いるドイツのドーベルマンにアメリカのドーベルマンをうまくミックスし、ドーベルマン自体の大きさと水準を高めなければならないという考えだった。今でこそアメリカンタイプ、ヨーロピアンタイプと“タイプ”を区別しているが、以前はそうは言ってられなかったのだ。
現在、ジャパン・ケネル・クラブでの年間登録頭数が400頭前後と、他国に比べ数は少ない。しかし、気質や体質、遺伝や血統など、少ないながらも日本のドーベルマンは高水準を維持していると評価されている。
ドーベルマンの体型的な発展と改革
<“ドーベルマンをいかに大きく安定させるかーー。”どの国でも、それは大きな課題の1つだった。>
数の少ない日本で、私達が、資質も容姿もレベルの高いドーベルマンを迎えることが出来るのは、今も昔も、繁殖家達の惜しみない努力のお陰であることに変わりはないようだ。
【Owner:EternalPeach様,saorin様,ruby様,このたびは写真をご提供いただき、誠に有難うございました(*^^*)】