子犬を迎えたら早々に取り掛かりだすものと言えば、やはり“子犬のトレーニング”である。しかし、意気込んでトレーニングをはじめたものの・・・、どうも思うようにいっていない。そんな状態に陥った経験はないだろうか?ここで、子犬を迎えたばかりの飼い主が陥りがちな過ち【8つの失敗】をまとめてみよう。
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1:トレーニングが長すぎる・・・
子犬を迎えたばかりの飼い主は、しばし時間を忘れトレーニングに没頭することがある。しかし犬の集中力は非常に短い。15分〜20分もトレーニングをおこなえばそれはもう褒めて終わらせてあげるべき時間は十分経過している。
2:あまりにもコマンドを繰り返す・・・
頭では理解してても、ついついコマンドを連呼してしまう飼い主はやはり多い。コマンド連呼により強化されるものは、愛犬の【コマンド無視】である。真逆の強化につながることを肝に銘じておこう。【愛犬が1度コマンドを無視したら、別の場所に連れて行き、改めてもう一度行う。】これが基本である。
3:トレーニングはいつも家の中・・・
おそらく家の中で訓練する飼い主は多いだろう。しかし、訓練場所は1つに限定しないことが大切である。リビングで行ったら次は玄関、庭、公園、適宜場所を変え、いつ、どんなときでも場所に左右されず、飼い主のコマンドが愛犬に届くようにトレーニングすることを忘れてはならない。また、その方が愛犬にとっても刺激的で楽しい訓練時間となるだろう。
4:おやつに頼りすぎる・・・
おやつは非常に魅力的ゆえ、訓練中には優れた効果をみせるだろう。しかし、犬も利口である。おやつの有無はすぐに見抜くだろう。訓練の報酬は【言葉で褒める・おやつを与える・遊んであげる】をうまくミックスさせて満足させよう。
5:愛犬の個性を考えない・・・
すべての犬には個性があり、一般的な訓練方法や褒め方が必ずしも愛犬に有効というわけではない。1つの方法が上手く作用していないと感じるときは、変更するのも手である。報酬に関しても、おやつで喜ぶ犬、遊びで喜ぶ犬、特定のおもちゃで喜ぶ犬、やはりそれぞれに異なるのだ。
6:愛犬のネガティブな行動をみたら叱ってトレーニング
愛犬がネガティブな行動(いけない行動)をとった時にだけ、叱ってトレーニングを行う飼い主は少なくない。しかし、“叱ってトレーニング”は、場合によって、愛犬の良し悪しの判断を狂わせることがある。
理想を言えば、いけないことをする前に、その行動自体させないように務めるのが最善のトレーニングである。
7:クリッカーの乱用・・・
現在、クリッカートレーニングは広く普及しており、タイミングを逃すこと無く愛犬を褒めることができる効果的なトレーニングツールである。しかし、クリッカートレーニングを始める前に、クリッカーの音と報酬を関連付ける期間が短すぎる飼い主は多い。
期間を待てず早々にクリッカートレーニングを開始しても、それは全く意味のないクリック音に過ぎない。クリック音で愛犬がよだれを出したり、舌がぺろっと出たり、喜んだり、飼い主からの報酬を愛犬が期待するようになってからクリッカートレーニングは開始すべきである。
8:そもそもトレーニングをしなくなる・・・・
子犬を迎えたばかりは意気込んで訓練を行なっていたものの、1〜2ヶ月も経たないうちに訓練をしなくなる飼い主は意外と多い。犬がいくら賢くとも、飼い主が先にあきらめてしまえば元も子もない。たとえ、ある程度コマンドを覚えたからといっても、やはり継続は重要である。トレーニングは時に、犬の生涯を通し、繰り返し・定期的に行わなければならないのだ。