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【ドーベルマン(大型犬)の嘔吐、下痢、血便の基本処置】

*目次*

  

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DobermanName:MASAMUNE(♂・8ヶ月)

Owner:saorin様

 

【Owner様コメント】

お久しぶりの政宗です。

政宗♂もうすぐ9ヶ月。現在体重も33キロくらいになり、

ますます力強くなりました。

 

政宗くん8ヶ月で33キロは、さすが男の子ですね〜♪

 

この写真よ〜く見ると、もしかして政宗くん、大きな体で、堂々とお膝の上に座っていませんか?

 

体、おさまりきってないけど、とりあえず膝の上に…(*´∀人)♡

↑(このしぐさむちゃくちゃ共感できます)

 

そしてこのアングル…ドベ好きには超絶萌え〜なアングルです(*´∀人)♡

 

甘ったれ感が溢れてるドーベルマンこそ、まさにドーベルマンの姿♡♡見ててほっこりさせていただきました(*^^*)

 

 

saorin様、

コメントと政宗くんのかわいいお写真のご提供ありがとうございました(*^^*)。複数枚頂いたお写真とコメントの詳細は次回投稿予定の別カテゴリーにてそれぞれ掲載いたします。もう暫くお待ち下さいませ(*^^*) 

 

 

【ドーベルマン(大型犬)の軟便と下痢、血便の基本処置】

以下は読者様よりいただいたご質問です。

 

ドーベルマンって下痢多くないですか?

下痢でなくても軟便がずっと続いたり…

病院で診てもらっても、病気とかじゃなくて

これといった原因は不明でした。

これドーベルマンの体質ですか?

ちょっと気になってたのでメールしました。 

【Favorite様記事への掲載承諾ありがとうございました(*^^*)】

 

軟便や下痢をする、というのは確かにドーベルマンには多いことです。Favorite様のほか、2名のドーベルマンオーナー様からも同様に「ドーベルマンの軟便や下痢が続いている」という主旨のメールを頂きました。

 

飼い主として大切なことは、自分の愛犬が軟便や下痢を頻回している場合は、必ず以下をチェックする習慣を身につけることです。

 

まず便の状態を確認しましょう。

小腸に問題があり下痢や軟便をしているのか、または大腸に問題があり下痢や軟便をしているのか、まず分別しましょう。問題が起こっている消化器官や原因によってそれぞれ対処方が異なります。

 

【小腸に問題がある場合】

  • 1回の便の量は多いけど回数は頻回しているわけではない。
  • やや軟便で、水っぽい。
  • 便が黒くなっている。
  • 体重が減少している
  • 嘔吐、脱水などが見られる。
  • 口臭がある。
  • おならがよくでる。
  • たくさん水を飲んでいる。
  • 元気がない 

【大腸に問題がある場合】

  • 1回の便の量は少なく頻回している。
  • ゼラチン状のドロッとした粘液が混ざっている。
  • 血便(鮮血)が見られる。
  • 体重はあまり減少していない。 
  • 嘔吐はあまりみられない。
  • 食欲があり、比較的元気である。

 

犬の軟便や下痢のほとんどが、大腸に問題がある場合が多く、ドーベルマンも例外ではありません。大腸に問題がある場合や一過性(1日だけ)の下痢の場合、それほど緊急性は高くはありませんが、小腸に問題がある場合、すぐに獣医に診てもらう必要があります。特に嘔吐を繰り返し、元気がなく、黒っぽい便をしている場合は要注意です。

 

一般に、便の量が多い場合は小腸に問題が、便の回数が多いときは大腸に問題がある傾向があります。嘔吐を伴う場合は、ほとんどが小腸に問題がある場合です。大腸に問題がある場合、嘔吐は全体の30%と低めです。

 

嘔吐もなく、元気があっても、下痢が2日以上続くようなら一度病院で診てもらいましょう。

 

原因は何だろう?

軟便や下痢を引き起こす原因には、主に次のようなものがあります。

 

 【食事による下痢の場合】

  • 普段より多く食べさせた、
  • いつもと違う食事を与えた、
  • 散歩中などに拾い食いをした可能性がある
  • 食物アレルギーがある
  • 犬に食べさせてはいけない物を与えた

 

【ストレスによる下痢の場合】

  • 生活環境を変えた
  • 何かストレスが溜まること(運動が足りない等)が考えられる
  • 激しい訓練を行ないすぎている

 

【ウイルス、寄生虫感染による下痢の場合】

  • 1年以内に予防接種を受けていない=犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス感染している。
  • 大腸菌・サルモネラ菌が感染している。(食中毒:夏季ピーク)
  • 回虫や条虫などの寄生虫が感染している。

これらが原因の場合の症状は酷く

  • 激しい下痢を数日間くり返す。
  • 嘔吐や脱水、発熱など全身症状が現れて
  • 元気がなく食欲もない

などがあげられます。

 

激しい下痢や嘔吐が続くと、体力が消耗し急激な血圧低下、ショック症状を招きます。早々に診察を受け、治療を行なうことが大切です。 

 

【軟便や下痢の基本治療】 

軟便が続いていたり、下痢をする場合の治療の基本は、整腸剤デルクリアー を飲ませ犬が元気なうちに24時間の絶食を行なうことです。いきなり24時間の絶食に抵抗がある場合、まずは1食(12時間)だけ食事を抜いてみましょう。

脱水状態を避けるために水分だけはしっかり与えましょう。

絶食中に下痢の回数が減ったりなどの、回復の兆候があらわれ始めたら次の食事では消化のよい物を普段の量の1/3程度を少しずつ与え様子をみましょう。 

病院で勧められるドッグフードにロイヤルカナン 療法食 消化器サポート 高繊維 ドライ 犬用 1kg があります。頻繁に下痢や軟便を繰り返すようならば今までのフードに少量から混ぜて、試してみましょう。

病院で受診する際は、忘れずに便を持っていきましょう。

 

参考までに

 

私の愛犬(ドーベルマン♀・3歳)も10日ほど前から軟便が続いていました。食事量を見直したり、消化のよい食事に変更したり、寝冷えしないよう毛布を多めに敷いたりと対策をとっていましたが、先日の土曜日の深夜に悪化、1〜2時間毎に下痢(血便)を繰り返し、約2日間、私も愛犬もほとんど睡眠が取れないという状態にまでなりました。

こういう軟便が続いたり、下痢をした場合、今までは整腸剤デルクリアー を飲ませ、12時間のプチ絶食で改善することが多かったのですが、真っ赤な鮮血でドロっとした粘液性の…まるでいちごジャムのような血便をたった数時間で何度も何度も…には、流石に焦りました。

これは何か原因があるだろうと、翌日に病院に連れて行きましたが、やはり今回もこれという原因は特定できませんでした。当の本人(愛犬)はというと、下痢(血便)を繰り返しながらも、食欲旺盛、元気たっぷり、嘔吐も無し、体重の減少も無し、まさに典型的な大腸に問題がある場合の下痢だろうとのことでした。 

病院では、整腸剤と抗生剤の注射2本一週間分の飲み薬(抗生剤といつものデルクリアー を処方され帰宅。日曜日は丸1日間絶食を行ない、月曜の夜にはようやく落ち着きを取り戻しました。

 

*補足ですが*

大型犬であるドーベルマンを下痢や血便で病院へ連れて行くと、頻回、脱水の状態によって、抗生剤入の点滴を勧められる場合があります。この点滴を行なうには、体重がおよそ30キロで5〜6時間要します。つまり半日入院が必要になりますので、下痢や血便で動物病院に連れて行く時は、必ず午前中のうちに連れて行きましょう。

大型犬が下痢・血便で受診する場合の大体の費用は、1回の受診(整腸剤+抗生剤の注射と飲み薬)で大体10,000円〜15,000円前後になります。(都心部平均・保険を利用しなかった場合)

ドーベルマンはその見た目とは異なり、非常に繊細な体質の持ち主です。特に成長期2〜3歳までは軟便、下痢含め頻繁に体調を崩しやすい傾向があります。そのため子犬を迎えたら早めにペット保険会社に加入しておくことをお勧めいたします。

子犬を迎えることが決まったら、保険会社として評判の良い【アニコム・アイペット・PS保険】を含め複数箇所、保険比較代理店で定評のある“ペット保険スクエア”で資料請求しておきましょう。

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最後に

ドーベルマンは、個体差はあるもののどちらかと言えば神経質なところがあり、他の犬種よりは軟便、下痢(血便)しやすい傾向があります。消化器系に特徴的な症状が起こったら、まず「何が原因だろうか」「何か改善すべきところはないだろうか」と、思い当たることがないかどうかを考えてみることが飼い主としてとても大切です。

 

 

整腸剤デルクリアー

ロイヤルカナン 療法食 消化器サポート 高繊維 ドライ 犬用 1kg

 

 

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